target audience: TECH SUPPLIER Publication date: Jan 2023 - Document type: Market Forecast - Doc Document number: # JPJ49212923
国内情報セキュリティ市場予測アップデート、2022年～2026年
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Abstract
本調査レポートは、国内セキュリティソフトウェア市場とセキュリティアプライアンス市場、国内セキュリティサービス市場の2022年～2026年の市場規模予測（アップデート）を提供している。2020年初頭から継続している新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大は2023年1月現在でも収束には至らず、加えて諸物価高騰や円安などの経済状況は国内IT市場環境に影響を及ぼしている。グローバル経済状況や大規模イベント、政変／戦争などの外部要因とハイブリッドワークの拡大や企業／消費者のデジタルシフトなどの国内要因によってサイバーリスクが2022年には増大し、数多くのインシデントが報告された。この結果、国内情報セキュリティ市場は好調な成長を遂げた。
ランサムウェアによるサイバー攻撃は、すべての企業や組織のビジネスや事業継続のリスクを高めた。COVID-19感染拡大とロシア・ウクライナ戦争による影響からの経済回復は緩やかであり、セキュリティ対策への投資が優先して行えない企業もあると考える。企業や組織が取り扱う個人情報を含むデータのセキュリティの確保は、産業種別や規模によらず企業の社会的責任になりつつある。「ITサプライヤーは、企業や組織に対して、デバイス保護のためのテクノロジーの導入だけでなく、データ保護を含めたセキュリティ対策に対し、ビジネスや事業継続の観点からリスクアセスメントを行い、適切なソリューションを提案し、社会の要望に応えていく必要がある」と、IDC Japan、Infrastructure & Devicesのリサーチマネージャーである赤間 健一は述べている。