target audience: TECH SUPPLIER Publication date: Jul 2024 - Document type: IDC Survey - Doc Document number: # JPJ50703424
2024年 国内クラウドデータ保護の現況と方向性
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Abstract
AI（Artificial Intelligence：人工知能）技術の進化、クラウド利用の拡大、非構造化データの増加などのIT運用環境の変化は、ユーザー企業のデータ保護運用に多くの、そして新たな課題をもたらしている。業務プロセスの遂行におけるデータ利用が進むにつれ、データ損失を回避すること、ランサムウェアなどのセキュリティインシデントから迅速に回復することの重要性はますます高まり、データ保護ソリューションのニーズを高めている。
データ保護システムの整備に対し、このようなビジネス要件の高まりとITテクノロジーの進化への対応が求められる中で、国内ユーザー企業は、ハイペースで進む変化にどれだけ対応できているのか、データ保護としてあるべき姿とのギャップに対し課題意識を持っているのであろうか。本調査レポートは、2024年4月に実施したユーザー調査を基に、国内企業／組織のデータ保護の運用実態と改革の進捗、新技術導入の意向などを明らかにし、データ保護ソリューションのITサプライヤーが自社製品／サービスの効果的な訴求方法を特定する判断材料を提供することを目的にしている。個々のソリューションにおける導入意欲の高いユーザーセグメントを見つけるため、分析の視点（クロス集計の軸）として、従業員規模、産業分野以外にも、デジタルトランスフォーメーション（DX）への取り組み歴、クラウド上のデータ保有容量などで回答者をグルーピングした分析も行った。また、前回の調査からの経年変化を分析するために、定点観測的な設問を設け、前回との回答傾向の差についても考察している。