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Publication date: 09 Feb 2023

国内コラボレーティブアプリケーションおよびコミュニティアプリケーション市場 主要ベンダーの競合分析結果を発表

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Japan, 2023年2月9日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、IDC MarketScape調査方法論に基づき、国内のコラボレーティブアプリケーションおよびコミュニティアプリケーション市場における主要ベンダーの競合分析結果を発表しました。これによると2022年の同市場における主要ベンダー10社のうち、5社が「リーダー」、3社が「メジャープレイヤー」、2社が「コンテンダー」となりました。

本レポートが対象としている機能は、1対1やチームなどの複数人を対象としたチャット、資料の共有/共同編集、ニュースフィード、ブログ、アンケート、プロジェクト/タスク管理、ダッシュボード、ナレッジ共有、検索、自動化などであり、Web 会議、メール、そしてカレンダーは含まれていないことにご留意ください。本レポ―トでは、これらの機能を含むスイート製品や一部の機能に特化した製品を提供するベンダーのうち、国内における売上上位ベンダーについて、「戦略」と「能力」の観点で定量的および定性的な分析を行い、各ベンダーのポジションを評価しています。ITバイヤー は、このIDC MarketScape分析を利用することで、将来にわたって高い価値を提供し続ける優れたビジネス戦略を持ち、しかも高いサービス提供能力を備えたベンダーを選定することが可能となります。

パンデミックの発生がきっかけとなって、コミュニケーション、コラボレーション、そしてコミュニティに関するテクノロジーに対する需要は飛躍的に拡大しました。そして、ハイブリッドワークを前提とした働き方が定着するにつれ、既存機能の新しい使い方や新しい機能へのニーズが拡大しています。たとえば、チーム作業をスケジュールに即して確実に達成するための各自の作業の見える化、リモートの孤独な仕事環境におけるエンゲージメント/モチベーションの維持、従業員が一か所に集合する/研修を頻繁に実施するということが難しくなった状況における企業文化の維持といったニーズが顕在化しています。ユーザー側のニーズの変化に伴って、もしくはニーズの変化に先行する形で、ベンダーにおける関連製品に対する取り組みもパンデミック以降ダイナミックに革新しています。パンデミック以前には上記のうち1 つの市場で強みを発揮していた製品は、現在に至るまでの数年で、それ以外の市場にも機能を拡大し、複数の市場を取り込んだプラットフォームへと変貌したり、以前から複数の市場を包括するスイート製品であったものが、各市場の競合社を凌駕すべく機能を向上、増加させたりするなど、競合マップの変化も激しくなっています。

上記のような状況下で、ITバイヤーでは、各ベンダーが提供する関連製品や機能を理解し、評価することはかなりの労力を要する作業となっています。本調査レポートは、既存製品のアップグレードを検討する際のポイント、もしくは新製品の導入を検討する際のベンダー選定におけるポイントを整理し、意思決定の支援を目的とするものです。IDC Japan株式会社 Verticals & Cross Technologies のグループマネージャーである 市川 和子 は、「本調査レポートを閲覧する企業では、コラボレーション/コミュニティツールをすでに導入しているであろう。しかし、現状に満足するのではなく、チームワークをさらに効率的に進め、そしてコラボレーションを向上する方法を研究し、優れた機能を積極的に取り入れるべきである。企業全体で見ると、こういった取り組みの積み重ねが今後の生産性の向上の肝になるであろう」と述べています。

今回の発表はIDCが発行したレポート IDC MarketScape: Japan Collaboration and Community Applications 2022-2023 Vendor Assessment にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内のコラボレーティブアプリケーションおよびコミュニティアプリケーション市場における主要ベンダーとして、Asana、Atlassian、シトリックス・システムズ(評価対象製品は「Wrike」)、サイボウズ、ディサークル、グーグル、HCL、マイクロソフト、Meta、Salesforce(評価対象製品は「Slack」)の戦略やサービス提供能力を分析し、ポジション評価やプロフィールをまとめています。また、ITバイヤーが、コラボレーティブアプリケーションおよびコミュニティアプリケーションベンダーを選定するときに留意すべき事項を提示しています。

(レポートの詳細については IDC Japan へお問い合わせください)



IDC MarketScapeについて

IDC MarketScape は、特定市場におけるICTサプライヤーの競争力を把握できるベンダー分析モデルです。定量的および定性的評価基準に基づいた厳密な採点手法を用いて調査を行い、調査結果は当該市場における各ベンダーの位置付けを示す1つのグラフィックスによって表現されます。IDC MarketScapeでは、ICTベンダーの製品およびサービス、ケーパビリティ(製品/サービス提供能力)、戦略、そして現在および将来の市場における成功要因を比較することができるように、明確なフレームワークを提供しています。このフレームワークを利用することによって、ITバイヤーがICTベンダーの強みと弱みを包括的に把握することができます。









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