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Publication date: 19 Oct 2022

国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場シェアを発表

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Japan, 2022年10月19日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、SDN(Software-Defined Network)に代表されるネットワーク仮想化/自動化の主要構成要素である国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場に関する2021年のベンダーシェアを発表しました。

ネットワーク仮想化/自動化ソリューションの技術的成熟と顧客における一定程度の受容と共に、国内ネットワーク仮想化/自動化市場は安定した成長市場になっています。こうしたネットワーク仮想化/自動化技術の定着と成長を牽引してきたVMware(ヴイエムウェア)とシスコシステムズは、2021年はいずれもプラス成長を達成しました。その結果、2021年もこの上位2社で国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場の70%近いシェアを占めました。

VMwareは、データセンターでオーバーレイネットワークを構築する最も代表的な手法/製品としてのVMware NSX-Tを擁し、VMwareの仮想化環境を構築しているユーザーを中心に高い支持を集めています。国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場全体およびデータセンターネットワーク向け、さらには提供形態別で分類したNVO(Network Virtualization Overlay)ソフトウェア市場においても首位を維持しています。NVOソフトウェア市場における2021年のシェアは74.5%に達しました(図参照)。

シスコシステムズは、データセンターと企業ネットワークのいずれにおいても、ネットワーク仮想化/自動化のリーディングベンダーです。データセンターネットワークでは、運用管理の一元化を実現するCisco Nexus Dashboardの投入とソリューション強化が、データセンターネットワークソリューションの競争力をいっそう高めています。企業ネットワークでも、無線LANを中心にトラブルシューティングや運用を支援するアシュアランス機能を目的としたCisco DNA Centerの導入が、特に売上増加に寄与しました。その結果、コントローラーアプライアンスにおける市場シェアは85%を超えました。

着実な成長を遂げてきた国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場ですが、「ネットワーク仮想化/自動化に関する製品や技術は成熟化しつつあり、重要な技術として定着する一方で、顧客の関心を呼ぶ新たなテクノロジーという側面は薄れている。こうした市場の変化に応じて、ネットワーク仮想化/自動化ベンダーにおいては、製品やマーケティング戦略のアップデートが不可欠である。戦略のアップデートに当たっては、ネットワーク仮想化/自動化を包含するネットワーク全体の将来像と製品戦略を描き、個別の製品よりもまず全体像を訴求することである」とIDC Japan株式会社 コミュニケーションズ/ITサービス グループディレクターである草野 賢一 は述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場シェア、 2021 年:成熟化とそれぞれの道を進む市場 にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場の主要構成要素であるネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場の2021年のベンダーシェアとベンダー動向を分析しています。

(レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内NVOソフトウェア市場、コントローラーアプライアンス市場 ベンダー別 売上額シェア、2021年

Notes:

  • IDCの推定
  • NVO Software(Network Virtualization Overlay Software):ネットワーク仮想化オーバーレイソフトウェア
  • Controller Appliance:主たるフォームファクターがハードウェアアプライアンスのネットワーク仮想化/自動化コントローラー

Source: IDC Japan, 10/2022



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