26 May 2021

2021年第1四半期の国内トラディショナルPC市場実績値を発表

Japan, 2021年5月26日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、日本国内におけるトラディショナルPC市場出荷実績値について発表しました。これによると、国内トラディショナルPC市場の出荷台数は、2021年第1四半期(1月~3月)で488万台、前年同期比は28.6%増となりました。

2021年第1四半期の国内トラディショナルPC市場は、2014年第1四半期の547万台に次ぐ488万台を記録しました。GIGAスクルール構想が小・中学校から高校へ拡張され公共セクターおよび家庭市場の需要が伸びたこと、また新型コロナウイルス感染症の感染リスクが再び拡大したことによって在宅勤務およびオンライン学習向け需要が堅調であったことが背景にあると考えられます。CPU、ディスプレイ、ICチップなどの部材不足が昨年から顕在化していますが、世界のトラディショナルPC市場は2021年第1四半期に前年同期比55.9%増の驚異的伸びを記録しました。その中にあって日本の成長率は28.6%増と控えめなものになりましたが、2018年から2019年にWindows 10へのマイグレーションが牽引した急成長が2020年以降の潜在需要を先食いしたことを考えると大健闘と言えます。

2021年第1四半期のカンパニー別の出荷台数シェア上位5社は、レノボ/NEC/富士通グループがトップで44.9%、2位は日本HPが15.2%、3位はデルの11.3%、続いてアップルが5.7%、シャープ(ダイナブック)が5.6%となりました。レノボ/NEC/富士通グループはGIGA需要を取り込み前年同期比54.1%増、日本HPは家庭向け出荷が大幅に伸び全体では同比3.6%増、デルはGIGA向け出荷がほぼ終息し14.5%減となりました。アップルはM1チップ搭載のノートブックが好調で同比36.5%増を達成し、前期の6位から4位へ復活しました。シャープ(ダイナブック)はGIGA向けChromebookの出荷を開始しましたが、部材不足などの影響もあり1.4%減となりました。

IDC Japan PC, 携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの市川 和子 は「2021年第1四半期で小・中学校GIGA向け出荷はほぼ落ち着いた。今後は高校GIGAが特に家庭市場の成長ドライバーとなるであろう」とコメントしています。

今回の発表はIDCが発行する「国内PC市場 2021年第1四半期の分析(IDC# J21201306)」にその詳細が報告され、2011年第1四半期~2021年第1四半期の国内PC市場実績値が掲載されます。

本調査は、IDCが実施したPCベンダー調査、ユーザー調査、販売チャネル調査などをもとに、独自の分析を行い算出したものです。ここでいう国内のトラディショナルPC市場には、デスクトップPC、ノートブックPC、ワークステーションが含まれています(x86サーバーは含まれていません)。IDCではより正確な情報を提供するため、過去の実績を含むデータの見直しを随時行っております。そのため、本発表で用いられる数値はIDCが過去に発表したものと異なることがあります。



注*1:カンパニーとは、IDCの調査レポート期間において、期間内に発生した買収・統合の結果を反映する財務・法務的な企業ないし企業グループである。

注*2:IDCの定義上は、当該法人のカンパニー名はシャープである。日本におけるプレスリリースに限り、ダイナブックを括弧付きで併記している。



<参考資料>

<参考資料>

2021年第1四半期 国内トラディショナルPC出荷台数 トップ5カンパニーシェア

Source: IDC Japan, 5/2021

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