01 Jun 2021

国内企業向けネットワーク機器市場予測を発表

Japan, 2021年6月1日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、企業向けイーサネットスイッチ、企業向けルーター、企業向け無線LAN機器で構成される国内企業向けネットワーク機器市場に関する市場動向と予測を発表しました。

2020年の国内企業向けネットワーク機器市場は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大で経済活動が停滞したにもかかわらず、「GIGAスクール」構想に向けたネットワーク構築が進み、プラス成長を達成しました。同市場の2020年の前年比成長率は10.1%で、市場規模(支出額ベース)は2,704億2,200万円となりました。

GIGAスクール構想に伴うネットワーク構築需要は、イーサネットスイッチ市場と無線LAN機器市場に大きな影響を与えました。特に無線LAN機器市場においては、前年比成長率で54.2%と大きく成長し、市場規模は468億5,100万円と過去最大を記録しました。また、2020年の同市場においてGIGAスクール向けが占める割合は、4割近くに達したとIDCではみており、成長のほとんどをGIGAスクール向けが担ったことになります。

今後の国内企業向けネットワーク機器市場に関して、無線LANをネットワークアクセスの中心に据えた企業ネットワークの進展に伴う無線LANの新規需要は期待できるものの、基本的には成熟市場であるとみています。2020年~2025年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は、GIGAスクール特需に沸いた2020年が起点になることもあり、企業向けネットワーク機器市場全体(支出額ベース)でマイナス2.3%と予測しています。

IDCでは、自社ネットワーク外の管理プラットフォームを用いてネットワーク機器の管理やネットワークの制御を実現するクラウド管理型ネットワークソリューションの動向に注目しています。クラウド管理型ネットワークソリューションの中で最も先行しているクラウド管理型無線LAN機器市場について、2020年のGIGAスクール向け特需の影響を除いた2019年から2025年の6年間のCAGRは、13.1%と予測しています。

市場の関心が高まるクラウド管理型ネットワークソリューションについて、IDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野 賢一 は、「各社が注力するクラウド管理型ソリューションで差異化を図るためにも、アジャイル開発を基にした短期間での機能リリースがソリューションの強化に有効である。また、サブスクリプション型サービスの顧客の満足度を維持向上するためにも、高頻度の機能追加は効果的であり、顧客の継続利用に対する意欲を高めることが期待できる」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内企業向けネットワーク機器市場予測、 2021 年~ 2025 年 にその詳細が報告されています。本調査レポートは、本調査レポートは、企業向けイーサネットスイッチ、企業向けルーター、企業向け無線LAN機器で構成される国内企業向けネットワーク機器市場に関して、2021年~2025年の市場予測と今後の展望を提供します。



<参考資料>

国内企業向けネットワーク機器市場支出額予測、2019年~2025年



Note: 企業向けルーター、企業向けイーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器の合計値

Source: IDC Japan, 6/2021

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Ethernet switch, Routers, Wireless LAN infrastructure